銀行の仕事を退職した経緯
私は以前銀行に勤めていました。
今は全く関係のない営業職の会社で給料は安いけど頑張っています。
本当は辞めたくなかったのですが、自分の中で3つの事が原因でとっても嫌になり鬱になりそうでしたので家族とも相談し仕事を辞めました。
1、厳しいノルマ!プレッシャーの毎日
これはどこの会社でもある事ですし、今やっている会社の営業でもグラフや数値で表示され査定や評価されますので仕方のないことだとは思います。
私は学校を卒業し、地元の銀行に就職できました。
様々な商品知識を覚えたり、地域を回ったり、先輩や上司とお客様の所や会社周りをしました。
最初はお客様も私に着かなかったり、会社の受付で門前払いも食らい悔しい思いも散々しました。
銀行を利用してもらうために通帳を作ってもらうのはもちろん、定期。
給料や年金の受取。株や投資信託。
特別金利などの商品。
融資等担当するすべての商品にノルマがありました。月何万~何十万達成。
年何百万~何千万までありました。
私も新卒でしたが何とか頑張って営業したら大口のお客様を新規で利用でき、その人からの紹介やリピーターが増えたり、企業に粘り強く交渉し大口契約や融資もしてもらいました。
達成できたときは嬉しかったです。
それに給料も結果が跳ね返って月の給料やボーナスにバックされ驚いてやる気もでました。
ただ、反面。商品が目標の数値を達成しないと上司に呼び出されて対話やノルマがクリアできるかの厳しく指導と激がありました。
中には月0円の成績の者は数時間の説教や休み返上の営業等に行かされました。
ノルマの数字の重さに体調を崩し入院したり、おかしくなって辞めて行った行員も相当見ました。
私は何とかノルマはクリアできていた方なのであまり怒られることはありませんでした。
ただノルマも1年経てばまたクリアになりゼロからの出発。
しかも達成する金額が年々増えていく。
各商品の。それと店の目標が達成できなかった額が上乗せになったりし今はいいけどお客さんや企業の方が止めるということになったらどうしようかという恐怖感も当時ありました。
何度も辞めようかと思いました。これは辞めるまでずっとありました…
2、1円でも合わないと帰れない!残業の毎日に身も心もクタクタ
サービス業ですから仕方ありませんが、銀行はお金が1円でも合わないと発見するまで帰ることができませんでした。
私のいた所は当時年に何回か金の合わない時がありました。
お店を占めてから窓口や外回りの社員のお客様との手続きの書類やお金を再確認する。
おかしいものは何度も計算やチェックする。
これが膨大なとても疲れる作業でした。
直ぐ見つかる時もあれば午前様に家に帰ることもありました。
朝の4時くらいに合って帰る。
ちょっと寝て起きてシャワー浴びて出勤するというのがつらかったです。
当時若かったですが…。
胃がきりきりするしイライラするしミスしたものには怒りも覚えたものです。
喧嘩になる時もありました。
平日早帰りは少なかったです。
それとノルマが達成できないと休みでも出社して可能な限りお客様の所にアタックし利用して達成できるように営業します。
私は少ない方でしたが日曜出勤や祝日出動はした時は厳しかったです。
銀行の利益、目標の達成はわかるけど疲れてしまった時も多かった気がします。
振り返ると…。
営業から帰ってくると家に帰ろうとするサラリーマンやOLサンなど見ると速く帰りたいし休みたいと散々に思いました。
人間らしい生活、夜19時前には帰ってきてたまにはゆったりしたいと思いました。
お金は多く貰っても時間も欲しい。
贅沢な悩みかも知れませんが本当にプライベートで休息な一時を過ごしたかったです。
3、赴任していた上司の横暴に退職を決意
私は上記の要因もありましたが、これが決めて。
この関係で嫌になり辞めたのが最大の理由です。
人間だから様々な人間がいます。
それは生きてく上で仕方ありませんし避けられません。
私は最初の銀行から成績も良くなり、実家のある銀行に行きたい、結婚もするのでと異動の希望を出しました。すると希望通りになりました。
実家の支店は人口も多く会社も個人のお客様も多くいました。
頭のいい社員も多く負けてたまるかと頑張って各所周り営業しました。
何とか上位の成績に食い込めて順調でした。
大きい支店でノルマの額も多く大変でしたが、ライバル達の人間関係も悪くなく張り合いがあり頑張れば結果の出せる、今後の仕事、自分の人生にとって修行になるとプラス思考で頑張っていく事ができました。
ですが、辞める1年前に来た上司Oが異動で私達の支店にやってきました。
Oは昔バリバリ営業をして目標達成した優秀なセールスをした銀行員でした。
ですが、口も悪く、いつもイライラ。
小さなミスで相手を罵倒し怒ったり、蹴ったりパワハラ放題でした。
それで鬱になった人も居たり辞めたり、強引な配置転換やありえない時期の社員の異動をやりおかしくしていきました。
私もOが調子良くて、ノルマの数値以上の成績を出して来いと言われ嫌で頭に来て居ました。
最小限の会話しかしませんでした。
ある日担当している大口の契約のお客様ととある地元のIT関係の企業がありました。
私はこの担当をしてました。
大口のお客様はひいきにしてもらえて呼ばれて我が銀行の商品を利用してくれました。
IT企業も接点は今までウチとありませんでしたが、私が粘り強い交渉をして通帳を作ってもらい、社員の方々の給料受け取りや融資もしてくれました。
ですが、Oは私が休みの間にお客様と会社に勝手に行き、毎月の積立の貯金の解約手続きを勝手にしました。
(※今の銀行はどうなってるかしりませんが、当時低金利もありなるだけ大口でない限りの個人のお客様は自動積み金や解約にシフトはありましたが…)
IT企業も私のした融資を額を増やして、会社の設備増設を図ればいいと再契約を展開しようとしました。
解約したお金を他の金利のいい、手数料の取れる商品にOはしようとしてました。
当然お客様と企業から担当の私にどうなってるのかと電話が来て謝罪と事情を確認に直ぐ飛びました。
するとOさんがしたということがわかりました。
私はOさんにどういうことかと詰め寄りました。
すると「お前が無能なんだよ。銀行の収益考えてねえよ。手前は。だから俺がいい方向に持ってってやったんだ。お前に怒られる筋合いはない!」と訳の分からないキレ方をされました。
しかし、私は勝手な手段とお客様と企業側はまた私から利用したいという申し出と積み立てをしているしあなたという人間を信用しての取引と言われていたので、「信用がありうちの銀行の積み立てをしてくださるから他の商品を融資をしてくれるんですよ。勝手な事されて、お客様たちはうちを、Oさんを利用しないと言ってます。大きな物が逃げていくのは損失です。謝ってくれとはいいませんが、もう勝手な事しないでください。示しがつきませんよ!」と反論しました。
するとOさんは激怒し私の腹を蹴り、「若造が!自分勝手な事を言うんじゃない!!」と殴りかかろうとしてきました。
丁度通った支店長や周りの行員がそれを防いで止めてくれました。
もちろん私は手を出しませんでした。
支店長が事情を聴いてきました。
私は正直の事を話しました。
Oさんは、「私じゃありません。勝手にあいつがしでかしたこと。あいつを飛ばすが首にしましょう!」と言ってきました。
流石の私も頭にきて自分の不手際、ミスを押し付けるのが許せませんでした。
我慢なりませんでした。
その後支店長にお客様と企業からの電話が掛かってきてOさんが悪いとわかり支店長に叱られ注意や処分になりました。
ですが、私の謝罪はありませんでした。
こんな腐ったやつの所で働きたくない、辞めると辞表を出しました。
丁度子供も生まれたところでしたし、支店長や同僚等も止めましたが鬱っぽくなりそうでしたしもう限界でした。
家内にも事情を話してましたので「仕事決まるまでは何とか私に任せて」と言われて退職しました。
その後、転職エージェントに登録をし運よく直ぐに今の会社に決まり正社員として働き現在に至ってます。
銀行員は一般企業からも重宝されることが多く転職をする事で年収がアップするケースが多いと転職エージェントで言われました。
実際に私の場合も、今では当時より年収も200万円ほど上がり、とても居心地の良い職場で毎日を過ごすことができています。
参考⇒転職エージェントを使って転職活動をしないと損をする3つの理由
Oはその後左遷されその場所でお客様や会社の積み金を横領し逮捕されたと新聞、TV報道されました。
お金をもらって仕事するので我慢も大事です。
が程よいストレス解消をしても耐えられないこともあります。
生活、家族あっての仕事です。
私は3つの事で転職しました。
それが正解かどうかはわかりませんが今は満足しています。
ただ安易に辞めたい、お金が安い、疲れる、辞めるは避けたほうが良いです。
辞める転職するという行為はそれだけエネルギーを使います。
心も体も。
私は疲れました。
自身の経験から良く考えて後悔しない退職、転職を経験者の立場からエラそうでしたが書かせていただきました。
参考になればよいかと思います。
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