飲食店を辞めて転職するまでの流れ
まず、私の前職の話しですが、飲食店ということもあり、女性が多い職場でした。女性が多いからといっても、みなさんが想像するようなドロドロとした人間関係ではありませんでした。そして、朝が早いことを除けば、仕事も特に大変なこともなく、そんなに頭を使わないので、気楽に毎日を過ごしていました。
ではなぜ転職?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、1つに飲食店はアルバイトが多いということです。一応社員とはいえ、アルバイトの子と行ってる作業はほとんど同じ。社員の人が1日も出勤せず、アルバイトの子だけで、1日お店を切り盛りすることも多いです。
そして、アルバイトの子はほとんど学生なのですが、みんな「教員試験に合格した」「看護師になる」「有名企業に就職する」など、なんだかとても羨ましくなってしまいました。少し、嫉妬に近かったのかもしれません。決して飲食店が嫌になったのではなく、ほかの業種にも挑戦してみたかったのです。
転職活動
私の転職活動はとても早いものでした。もともと私自身が思い立ったら即行動するタイプというのもありますが、転職活動に1ヶ月もかからなかったと思います。
業種は美容部員。そこそこ有名な国内メーカーです。なぜ、美容部員かというと、給与が良い。サービス業経験を活かせる。メイクが好き。
あと、憧れの職業というイメージがあったからです。制服も可愛らしかったのが魅了的でした。就職試験は、少し難しい筆記テスト。それと面接でした。
所詮、中途採用だし、と軽い気持ちで行ったら、みなさん張り詰めた空気で緊張してしまいました。あとから聞くと、かなり高倍率の採用だったそうです。
退職までの1ヶ月
採用が決まり、現在の職場でも退職日も決まりました。アルバイトの子が丁度退職する時期とかぶっていたので、一緒に送別会を行ってもらいました。なんだか、学生に戻った様な気分で恥ずかしかったことを思い出します。特になんの問題もなく、無事退職しました。
新人研修
美容部員としての研修がはじまりました。たくさんの同期と共に、約1ヶ月しっかりと勉強していきました。前職とは全くの別業種というわけでもなく、サービス業という点でのアドバンテージがあったので、笑顔や気配りなど、自分が持っているスキルを活かしながら、必死に勉強していきました。
同期の転職理由
私の同期の人は時期もあってか、ほとんどの人が転職してきた人達でした。
エステシャン、美容師、バスガイド、銀行員など、様々な方がいました。みなさんの転職理由を聞いてみると、「このメーカーが好きだから」「お金を貯め、海外に行くため」「結婚をし、引越したので」などでした。
結婚を期に、という方は何人かいました。
美容部員のお仕事
飲食店のときと比べて大変かどうか聞かれたら、美容部員の方が大変です。まず、新商品が毎月販売されるので、その商品の成分や効果など、知識を植え付けていかなくてはなりません。
そして身につけた知識をお客様に説明するために、さらに分かりやすく、各店舗で工夫して、お客様に伝えます。
もちろん、前職よりは給与もいいのですが、拘束時間や勉強量などが段違いなので、体力と気力が必要です。
そして、1つの店舗に大体、5-6人しかいないので、休みの融通があまりきかないです。プライベートを重視したい方や土日休みを取りたい方にはお勧めできません。
ですが、女性1人でも自立ができる会社です。昇格試験なるものが、年2回あり、給与アップのチャンスがたくさんあります。中途からキャリアを目指したい方にはもってこいの業種だと思います。
転職して半年
転職して半年がたちました。転職先の会社の方はとても優しい人が多く、楽しく仕事ができています。スポンジ洗いや、発注業務など、想像していたよりも地味な作業が多かったのですが、それも楽しくできています。
各店舗の人数が少ないので、1人1人の責任は大きいのですが、それが返ってやる気をだしています。
お客様が私の選んだ商品を買ってくださり「ありがとう」と言ってもらうことはとても嬉しいです。前職もそうだったのですが、やはり、私はサービス業が好きなんだなと思いました。事務職に転職も考えたのですが、美容部員を選び本当に良かったと思います。
転職した感想
実際に転職をして感じたことは、前職の知識を、活かせるかどうかで、その後の仕事へのモチベーションが変わってくると思います。もちろんまったくの別業種で、1から勉強するのも素敵だと思います。
ですが、ある程度年齢がいってしまうと、最初から勉強するのはなかなか難しいです。
前職の知識が少しでも活かせると、そこを自分で工夫して、もっと良いものにし、自分の自身に繋げられると思います。
特に転職したときは、みんな不安と緊張でいっぱいだと思うのですが、自分にはこれがある。と言い聞かせて自身を持って進んでいってほしいと思います。
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