経理として雇われたスーパーの嘘ばかりの求人
前職を辞めた私はすぐに正社員の道が見つからず、一先ず繋ぎの為にスーパー(チェーン系)の経理事務の契約社員の募集を見て、そこで働く事となりました。
その際の募集要項の概要として、経理事務として事務作業を複数人で行うというもので、パソコンを使った作業がメインと書いてありました。
社会保険完備です。
前職では事務をしており、パソコン作業には慣れていました。
反対に体力にはあまり自信がなかったという事で求人情報を信じて応募しました。
面接の際は、店長らと面接し比較的簡単な試験を受け、問題なく通過しました。
店長の人柄はまあ普通と思っていました。
給料自体は安い方でしたが、別に高給料は求めておらず、そこまでお金に困窮しているわけでもありませんでしたし、事務作業ならば仕方ないと割り切っていました。
しかしながら採用後すぐに問題が置きました。
それは求人情報が嘘ばかりだったからです。
牢屋のような部屋で1日中立ちっぱなしでお金を数える仕事が経理?
パソコンを使う経理事務のはずだったのに、いきなり事務所の金庫室での作業が始まり、ひたすらお金を数える仕事が始まりました。
4m×4m×4mといった立方体のような窓もない部屋に入れられました。
金庫室の中にさらに金庫や精算機、お金を数える機器等で埋め尽くされ、人が立てる場所が二人分といった空間でした。
確かに経理といえば経理かもしれませんが、完全に体力仕事でした。
大量の硬貨や紙幣を取り扱うわけですから…。
しかも椅子もなく、朝から夕方まで立ちっぱなしでろくに動けもしない。
窓もないので息が苦しく、かつ監視カメラがあるので、精神的にも圧迫されました。そして仕事中指導の会話を除いて、会話する事もなく黙々とお金を数えるのです。
肝心のパソコンは金庫室の外にあり、1日の最後に、数字の1もしくは2といった、簡単な数字を入れる程度のもので、これをパソコンメインとは到底言えませんでした。
圧迫した空間で精神的・体力的に来るものがあり、まるで牢屋に入れられた気分でした。
それを普通にやっている相方が少し怖かったです。
個人情報の扱いに唖然!職場の誰でも履歴書を閲覧できる状況はおかしい!
そんな牢屋のような金庫作業とは別に、どうも会社としてのあり方がおかしいことに気づきました。
私の履歴書が、勤務時間やシフトを決める為という名目のもと、店長・社員・契約社員・パート等身分関係なく見られてしまいました。
何が怖いというと全く悪い事をしてる自覚なく、沢山の人が私の履歴書・住所等を見ているのです。
別に見られてマズイことは書いてありませんが、本人の許可なく公開してるような物で非常に不愉快でした。
シフトの管理者が見るならまだしも、別に管理者でもない、役職もない人達が円陣を組んで見てる姿は異様でした。
常識がないとかマナーがないとかのレベルを通り越していて、私には信じられない光景でした。
前職では個人情報にはかなり煩い職場だったので尚更唖然としました。
給料・社会保険もなし!法律すら守る気のない開き直り店長に激怒
そして極めつけは、給料や社会保険すら維持できない、入れない事です。
もはやブラック確定です。
安い給料でも求人情報通りならばと思っていましたが、2ヶ月やり、翌月からは大幅に給料を削ると言い出しました。
自分は初め首切りの為、自分から辞めることを申し出て欲しいのかと思いました。
しかし私が採用されたのは他の経理事務の人が辞めてしまう為で、入りたての私でもいなくなると困ることは目に見えていました。
それは置いといて、給料削減の契約書を携えて店長が平然と話を始めてきました。
加えて経理事務として入ったのに、スーパーの販売レジが足りないからそっちを手伝って欲しいとまで言ってきました。
勿論削減した給料の範囲で。
さすがに私はこれには納得できず反論しました。
あくまで経理事務として入っているわけなので、接客やレジをする為ではないのです。
無理な旨伝えると、店長は「お前のことなんか(事情なんて)知らない」と言い切りました。
面接時の顔とは大違いでした。これには相当カチンと来ました。
無茶苦茶な店長の主張に反撃!結んだ覚えのない契約を逆手に取り即退職
そんな言葉を聞いた私は、もうこの人にどう思われようと構わないとばかり徹底抗戦に入りました。
契約も守れない、法律で決められている社会保険等所々も守れないなら、あくまで丁寧語ながら私は労働局なり弁護士なり各所に訴える旨を本気で強く伝えました。
正直ハッタリでしたし、労働局がちゃんと機能してるなんて思ってはなかったのですが(笑)。
完全な虚勢とハッタリをかましましたが、私の考えではこんなのも店長は無視するだろうと思っていました。
ところが予想に反して店長はひるんだのです。
これには予想外でした。
というよりも私自身おっとりとした性格ということもあり、そんな言葉がでる事なんて店長はありえないと思っていたようなのです。
あとになって考えてみると、おそらく私をそもそも採用したのは、コイツならテキトーにどうにでも扱える、と思ったんでしょうね…。
言葉に詰まった店長が「そんなんじゃ給料払えないよ」とたどたどしくいいましたが、「じゃあ給料なんていらないです。勿論これも訴えますけどね」と返しました。
とまたハッタリをかましました(笑)。
たかだかこんな安い給料の為に訴えるなんて本当に馬鹿らしいですし、時間と労力の無駄です。
それが私の本音でした。
とまあさすがの店長も怯んでしまいました。
自分で言うのも何ですが私は真面目な性格です。
店長もそれはよく知っていました。
なので、私が勝算とか損得とか関係なく本気で訴えてくるように見えたのかもしれません…。
そして私はその日のうちに辞めました。
「え?いきなりなんて辞められないでしょ?」と思うかもしれませんが、この会社の契約書をよく読んで見ると、私はなんと一ヶ月(ずつ)契約になっていたのです。
そもそもこの契約書自体もアウトなのです。
私はそんな契約結んだ覚えはありません!
逆にそのおかげですぐ辞めても問題なかったのです。
契約通りなのですから。
ちょうど切りの良い所でもありましたし、更新の契約も書いていないのです。
勿論厳密の意味では私の行動も問題あるかもしれませんが、向こうが私を訴えられる状態でもありませんでした。
ちなみに、その日までの給料はちゃんと支払われて終わりましたので、良しとします。
当然会社支給品やらそういった物は全部返しています(笑)
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