長年事務を務める会社であった辞めたいと思った体験談
ある会社で、長年事務員をしているものです。
もうかれこれ数十年働いていますが、まだ平社員という肩身の狭い立場です。
同じような境遇の方も、中には多いのではないでしょうか。
今回、私は会社を辞めたいと思った理由をいくつか書きあげていこうと思います。
①上司の信じられないパワハラ!業績第一で休日出勤を強要
これは、現代日本では大きな社会問題にまで発展しており、子供でもこの言葉を知っているんではないかと思います。
私は直属の上司からパワハラを受けた経験はそこまでありませんでしたが、周囲の同僚たちは相当やられていました。
例えば、休みが全く取れないという事。
営業担当の男性に関しては、実績を上げるまで休むな、売れない営業は休む暇なんで無いんだぞ?といった口調で圧力をいつもかけられていて、休日出勤なんて当たり前。
とても見ていられませんでした。
彼らにだって、家庭があり、家族がいます。
その家族と過ごす時間までも削って仕事をする必要が果たしてあるのでしょうか。
企業としては、利益を上げるのは当たり前・最優先事項だと考えるのは当然でしょう。
しかし、個人の自由まで奪って仕事をさせるのは間違っていますよね。
また、その上司は、今思えば精神的な病気だったのかもしれませんが、言うことが一転二転し矛盾だらけなうえに、自分の言うことは絶対だ、という超頑固支配型タイプでした。
誰も歯向かえないし、意見を述べたところで跳ね返されます。
そして、もう1つ私が1番びっくりした出来事があります。
妊娠中の後輩が、大きなお腹を抱えてまで、会社のためにと出産日のギリギリまで働く、ということになっていました。
10月の上旬が出産予定日だったので、9月上旬で産休に入らせて頂く、と以前からその上司には伝えていたようです。
その時は、「お前の身体が1番大事なんだから、具合が悪かったら早く産休に入っていいからな。」と優しい言葉を投げかけていたようですが、9月に入ってから毎日機嫌が悪く、急に「会社の業績悪いからどうにかしないとならん。
お前、9月一杯まで働けねぇか?」と、臨月の後輩に言い放ったのです。
さすがに後輩もブチ切れそうになり、それは無理です、と断りました。
これは明らかなマタハラですよね。信じられません。
②後輩がすぐ辞めてしまう環境に悩む!改善しても定着しない!
後輩が全く育たず、教えてもすぐに辞めて行く。
あなたは手塩にかけて育てた後輩が、すぐに、しかも何人も辞めていったらどう思いますか?とても悲しく、悔しい気持ちになりますよね。
しかも、うちの企業で働いている人間の平均年齢はおそらく50代。
はやく、今後リーダーシップを発揮して皆を指揮するような人材を育てていかないと、この会社は終わります。
どの団体・企業・組織或いは伝統工業にしろ、後継者がいないとそこで全てが途絶えてしまいます。
しかし、社長や上司はそこまで危機感を持っていないようで、のらりくらりとしており、その姿に私は激昂しました。
すぐに上司に相談すると、会社も少しは真剣になって受け止めてくれたようで、新人育成プログラムや、新人がどうやったら一人前になれるかを考えて指導に力を注ぎこむようになりました。
これで、大分改善されてくるだろう。と思った私の考えが甘かったです。
結局、給料が安いから他の会社に転職する、給料と仕事内容が釣り合わない、もっと楽しい仕事が他にある、といった理由で新入社員が続々と辞めていきます。
もう、それを言われたら育てる側の立場としては、何も言えません。
泣きたくなります。
会社も悪いですが、近頃の若者は昔でいう忠誠心のようなものがほとんど無く、自分の意向にそぐわなければ、すぐに辞めてしまう人が多いように思われます。
③仕事が原因で精神をやんでしまう人が続出!会社は見て見ぬふり
どこの企業にも、一風変わった、個性が強い人はいますよね。
でも、そうではなくて明らか精神疾患があり、過去に鬱病などを患ってきた人がうちの会社にはたくさんいるんです。
別に、精神病の人が悪いとか、差別しているとか、そういう訳ではありません。
明らかに、職場での日常業務が負担となり、ストレスにより精神異常になったであろう人がいるのに、会社は見て見ぬフリです。
そういう人たちの中には、まともにお客様とコミュニーケーションが取れない人もいます。
よりによって、そういう人達を先鋭部隊のごとく、1番お客様と接することが多い部署に配属させるんです。
はたから見ると、いじめか?と思うくらいです。
そのせいで、お客様を怒らせてしまったり、「なんだアイツは?あんなのを電話に出させるなよ。こっちが困る。」というクレームが何度も入りました。
それも、上司に相談しましたが、現状は変わらないままでした。
うちの会社は「適材適所」という言葉を知らないのでしょうか。
お客様と上手くコミュニーケーションが取れない鬱病の人でも、きちんと仕事をしようという姿勢はあるのに、そこを企業が潰している。
もっと、誰に、何をさせるべきなのかをよくヒアリングすべきだと思いました。
毎年行っている社員面談は、一体何のために活用されているのか、と思ってしまいます。
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